目的の違い
安いマッサージと高い整体はそもそも目的が違います。安いマッサージはリラクゼーション目的で、気持ちがいい‼︎体が楽になる気分を味わいたい。。このような目的であれば利用する価値があります。しかし、体の勉強をしているか?と言われるとそうでもない機関が多いようです。そのため、押す場所や押す強さや長さ、体の反応を見た適切な刺激量を求めるのは難しいため、リラックス目的になります。
逆に高い整体は最近では国家資格を持った方が、整体院を高い値段で高い技術で施術をしている場所が増えてきています。そのような場所では、体の解剖学や生理学的な機序に詳しく、医療に携わってきた人が多いので症状のリスク管理を行うことができます。さらに、体に起こった不調がどのような原因で起こったか?体を調べる技術も持ち合わせているため、安いマッサージと違い、体の不調や症状を改善していくことができます。病院や整形外科で改善しない方など高い整体院に来られるイメージです。
使い方を理解することが大切
良く私の院に来られる人で、体に不調が続いていてどうしたらいいかわからない人が安い整体院に通い続けているケースがあります。当然、体に不調が続くということは体が弱っている証拠です。しかし、弱っている体に強めの揉みほぐしをしたらどのようになるか想像できますか?当然体を痛めてしまい、どんどん悪化していきます。弱くなってきている体は、適切な刺激量が必要で、さらには施術していく順番がとても大切になります。安いマッサージは体が強い人がリラクぜーション目的で使用することは良いですが、体に問題がある人は自分の体の状態とマッチするのか今一度考える必要があると感じています。
以前、私のクライアントさんで腰のオペ後、仕事に復帰し疲れたという理由で安いマッサージに行ってみた人がいました。その方は腰の椎弓という骨の部分が片方だけなく、腰を支える力が一般の人よりも低下している状態でした。安いマッサージを受けた時にその時は気持ちいい感じがして帰宅しましたが、次の日の朝、左足に力が入らずつま先立つが全くできない状態になってしまいました。本人も立ち仕事なので、これでは仕事ができないと焦った気持ちで私のところへ訪れました。私は、骨の状態も心配でしたので整形外科の受診をすすめ、骨の状態をレントゲンで医師に確認してもらうようアドバイス。レントゲン上、骨のズレは幸に軽度と言われましたが医師にはもう爪先立ちはできないだろうと言われたと落ち込んでいました。
施術には、完全に爪先立ちをしていただくために、5ヶ月かかりましたが今では左足でジャンプすることができるようになりました。
ほんの一例ですが、このようなケースは今までたくさん経験してきました。回復するような症状であれば良いのですが、一歩間違えれば、一生付き合わなければいけないようなものになっていたかもしれません。
安いマッサージは体の強い人がリラクゼーション目的でいく。
高い整体院は体の不調や痛みなどを抱えている人が改善に向けていく場所。
と認識し自分で機関を選択していく事をお勧めいたします‼︎