腰痛にはたくさんの原因があります。
◯動きすぎて疲労を起こしてしまう腰痛
◯不慮姿勢による腰痛
◯外傷による腰痛
◯環境汚染、添加物過剰による腰痛
◯暴飲暴食による内臓の疲れからくる腰痛
◯精神的ストレスによる腰痛
大きく分けると上記のような原因により腰痛が起こります。
その中でもあまり知られていない精神的ストレスのついて説明していきます。
ここで初めにストレスについて少し触れていきます。
ストレスは摩擦のようなもので、ストレスが全くない状態ですと人間の精神や体は正常に働くことが困難になります。そのため絶対的にストレスは悪ではないことを条件に書いていきます。
ストレスには物質的ストレスと環境的ストレスがあります。
物質的ストレスとは、添加物や化学薬品など体に取り入れたものから起こるストレスです。
環境的ストレスとは、気圧の問題、人間関係、職場環境のよるストレスなどが入ります。
これらは、ある程度刺激になり、人間の精神的な部分と体を支えてくれている側面もあります。
例えば、仕事を頑張っていて急に休みになった時に体調を崩したり、良いものだけを摂っているのに風邪を引いてしまうと経験をしたこともあると思います。ある程度のストレスは体の免疫細胞の維持を助けているということです。
しかし、このストレスが過剰になってしまうと脳の誤作動が生じてきます。
環境的ストレスにより脳の前頭前野にストレスを感じると大脳辺縁系という感情を司る脳に情報を伝えます。自律神経の最高中枢視床下部を刺激し副腎皮質刺激ホルモンが脳の毛細血管から副腎へと到達しこの反応からアドレナリンが分泌されます。このアドレナリンが過剰になると、内臓の血流量を低下させ筋骨格系の血流量あげて筋肉の緊張度を上げます。
このような現象から、精神的ストレス過剰により筋肉を長期的に固くさせてしまい、もともと痛めていた腰の原因部位を過剰に刺激してしまう現象が起こるのです。
この場合、腰痛と脳の関係性を的確に捉えアプローチすることで余計な筋肉の緊張を正常化し対処していく必要があります。
そこで自分で出来るエクササイズとして呼吸法があります。呼吸法は人それぞれの体にあった方法により効果を発揮します。そのため、体をしっかり評価した上で呼吸の指導を行う必要があるため、ここでは詳しく書くことが難しいですが、一般的な呼吸方法（呼吸方法に慣れる方法）をご紹介いたします。
呼吸方法
①椅子に姿勢を正し膝は90度の角度で座った状態を維持します。
②手は垂らした状態で手の平を前方に向けていきます
③お尻を軽く閉めた状態で肩をリラックスし３〜5秒で息を吸い7〜10秒で吐きます
④これを10回繰り返します
上記の方法がスタンダードな呼吸方法なので、マイナスな気持ちになった時は是非試してください。
