スクワット動作の際に皆さま何に気をつけていますか?
スクワットをされて膝や腰を痛めてしまう人が多く見受けられます。
整体院FEELではそのような方のために、体を痛めず効果的なスクワットの仕方をバイオメカニクスの視点で、説明していきます。
スクワットの際に膝を爪先よりも前に出さない方が膝に良いですよ!スクワット動作がうまくできますよ!と聞いたことがあると思います。
これは何故そうした方が良いのか?
そもそもスクワット動作の良し悪しは何で決まる?
もちろんケースによって変わりますが、ここではスタンダードなスクワットの解説をしていきます。
バイオメカニクス的に、
人の上半身質量中心はTh7〜Th9となります。
ちょうど、みぞおちの奥にあたります。
下半身質量中心は仙骨2番目となります。
お尻の中心部の固い骨辺りです。
ここの2点の位置に気をつけながらスクワットするだけで、身体の痛みが起こりづらい効果的なスクワットが可能になります。
背骨を曲げた際に、上半身質量中心は下半身の質量中心よりも後方へ流れます。
すると、前方のモーメントアームが長くなるため、
前面にかかる負荷量が大きくなります。
そのような姿勢でスクワットを行うと、カラダが後ろに倒れないように腹筋が優位に働き、骨盤が後ろに傾いていくため大腿では前面の筋肉、大腿の前面が伸長され収縮が強く起こります。
大腿の前面の収縮が優位になると、筋連結から前脛骨筋の筋肉が働いて足関節背屈内反の状態で、足底を設置します。
そのようなスクワット動作の場合、正しい感覚入力が困難となる中でアウター優位の緊張を生みます。
実はこれ、、、、、カラダの不安定の方がとってる姿勢の戦略パターンでもあります。
そのパターンを学習するために、スクワット動作をやる人はいないはずです。
正しい方法のスクワットは、この上半身の質量中心と下半身の質量中心の結んだ線が両足の真ん中に落ちるような姿勢となります。
最初は鏡を見て自分の姿勢を横から見てみましょう。自分のみぞおちの部分と腰の後ろの骨の部分を結んだ線が足の間に落ちるように背骨を伸ばした状態でスクワットをしていきます。
それが出来れば、全身に無駄なく力が入るようなスクワットが可能です。
さらに、怪我をしづらいスクワットができます。
是非スクワット動作の際に意識してみてやってみてください‼︎
健康になろうと努力しているものが、痛みに変わるのではなく、健康が実るようヒントになってもらえたら、嬉しいです!