本日は免疫系のお話しです。
免疫系がスムーズに働かなくなると鼻水、咳、喉の痛み、熱などの症状が一般的だと思います。
当院では、咳や痰が喉につまる、熱が出たあとに身体が怠くなってしまった方を施術する事が結構な頻度であります。
症状が出る前に、免疫系について知っておくことで、対処していただければと思います。
免疫系とは何か?
それは自己の細胞と違う細胞を認識して殺し生体反応を保護することです。
1日5000個できるガン細胞などもこの免疫系は殺していきます。
ガン細胞を殺す事で、私達がガンにならないように管理をしてくれていますが、ガンになる人も中にはいらっしゃいます。
これは、免疫自体の誤作動が起きた場合、起こると言われています。
では、免疫系の誤作動を起こさないためにどうしたら良いのか?
それは世間でよく言われている免疫系を高める事です。
免疫系を高めるために大事な事を2つ書きます。
1、リンパの流れを良くする事
2、リンパ球の働きを活性化させる事
上記の2つがとても大事になります。
●リンパの流れを良くする事を説明していきます。
リンパの流れを作っているところ、それはリンパ管自体で作られる事と全身の筋肉自体の収縮により作られます。
リンパ管は平滑筋があり、それが収縮する事で流れを促進していきます。さらに、リンパ管には弁があるため弁の開閉により圧力をさらに増していきます。
そのおかげでリンパ管独自で流れを作れると言われています。
全身の筋肉を動かすことも大事です。
全身の筋肉を動かす事で、リンパの流れを促進します。運動が免疫系を活性化させるために重要と言われているのは運動はリンパの中の老廃物の除去を促進し、ウィルスや菌をやっつける準備を整える事ができるからです。
流れを作ることをまず頭に入れてみてください。
次にリンパ球の動きを活性化させるには、リンパ球から発生するT細胞、B細胞、NK細胞の働きが大切になります。
T細胞からは
●ヘルパーT細胞
司令塔として、キラーT細胞とNK細胞に司令を送ります。さらにB細胞を活性化させます。
●キラーT細胞
殺し屋です。非自己細胞に攻撃していきます。
●Tサプレッサ細胞
キラーT細胞とB細胞の抑制に働きます。
B細胞
抗体を作る細胞で骨髄から作られます。
NK細胞
生まれつきの殺し屋です。
自己の細胞まで攻撃してしまうので、免疫系の誤作動が起こった場合、悪にもなる事があります。
これらを活性化させるためにはどうしたら良いのか?
○糖分を控える事。(果物や黒糖など対象外です)
○脂質の取り方を変えること。
○身体の循環を良くしておく事。
○リンパに老廃物を溜まらせない事。
などが大事になります。
さらに、このリンパ球がウィルスや細菌と戦う場所は、リンパ節の中です。
リンパ節の循環が良好な事が1番大事になります。
リンパ節が多い部位として、頸部、腋窩、鼠径部、腹部の浅層と深層に多いです。
その部位を動かした運動はリンパ球を活性化させるのに有効な運動になります。
リンパ球の運動を行うときのポイントとして、体幹部の運動をしっかりやる事です。
それから、抹消の組織を動かすことによりさらに流れを促進する事できるようになります❗️
大切な家族のためにも是非やってみてください👍👍